「言い切る人」が強すぎる by 安達裕哉さん
もともと「言い切る」というプレイスタイルに思うところがあって、この記事を読んで、あー、そうそう、そうなんだよなーと思わされて、ここにもページをつくっておくことにした。 ぼくが「言い切る」について直接的にあれこれと考えたわりと最近の出来事といえば TOKYO 2020 関連の委員会?や政府のふるまい。報道を見ていると「中止の議論は全くない」「延期や中止は一切検討していない」等の言い切りが目に飛び込んでくる。そのたびにぼくはびっくりしてしまう。
議論も検討もせずに、どうしてよい判断ができるのか…?と心配になってしまうのだけれど、こういったメッセージを発信するということは、発信者たちはこうした方がお得だと考えっているってことだよな。ちがうのか?
言い切るプレイスタイルの方が人々を魅了しやすくて、リーダーシップを発揮したい場面では有用なのかねぇ。 極端な物言いの方がお手軽に人々の注目を集められる、ってのはあるんだろうなあ。「〇〇はクソ」「〇〇はゴミ」「〇〇する価値なし」という論調が多くの反応を集めているのは見かける。小規模な炎上商法と言えるのかもしれない。ちょっとずつボヤを起こしているような印象。 ぼくは「本能に翻弄されるのは癪」と思っていて、もし強い物言いにひきつけられてしまうのが脳に備わっている機能なのだとしたら、思考でそれに抗いたいと思う。